著者の飼育している白文鳥「すぴか」についてのマンガ。文鳥の可愛い姿が活き活きと描かれており、ニコニコしながら読んだ。トイレに行く際に文鳥が付いてこようとする下りでは、昔に飼ってたときのことを思いだし、思わずにんまりしてしまった。
家で飼ってた文鳥も、放鳥してる時に文鳥を置いてトイレに行き、用を足してトイレから出ると、ドアの前でずっと待っているのである。嬉しくなって手に留めてやると、「どこいってたんだよ!」とばかりに怒って指をつつきまくるのも可愛かった。
別の作者による「文鳥様と私」というのも買って読んでみたのだが、そこで描かれてる飼育の姿には唖然としてしまった。特に放鳥したまま外出したり、食事の際も放鳥しっぱなしでなんでも食わせてしまうなんてあり得ない。ペットをどう飼おうが飼い主の自由ではあるが、文鳥にとって家の中は危険が多く、放鳥時には事故が起こらないように目を配ってやるべきだろう。手乗り文鳥は人間の食べるものを欲しがるのだが、あまり与えない方が健康維持にはいい。
我が家でかつて飼っていた文鳥は、三代目から厳しく意識するようにして、人間の食べるものでは果物とか野菜以外は与えなかったし、人間の唾液の付いた物は感染を恐れて与えなかった。人間の食事時には必ず籠に入れるようにしていた。
そうするとおかしなもので、人間の食事時には独りでに籠に戻ってエサをついばむようになった。みんなが食事してるのだから自分も自分の部屋で食事をするのだと思ってたのかも知れない。その姿がとても微笑ましかった。
すぴすぴ事情―白文鳥偏愛日記 (花とゆめCOMICSスペシャル)
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