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ディファレンス・エンジン

学生の頃嵌っていたサイバーパンクの旗手、ウィリアム・ギブソンとその盟友、ブルース・スターリングの手になるスチームパンクの魁となる小説「ディファレンス・エンジン」がようやく早川から文庫化されたので早速買った。
角川から単行本が出ていたがちょっと高いので手が出ないまま、いつか読みたいものだと思い続けて10数年。ようやく読んでみたがちょっとガッカリな印象。あの当時なら熱狂したかも知れないけれど、今となっては手に取るのが遅かったようだ。とくに上巻の解説には面映ゆさすら感じてしまう。
あんまり捻らず、気負わず、気宇壮大にならず、素直にギアスペース・カウボーイを登場させて、蒸気をプンスカ吐き出す油まみれのAIを登場させてくれてたほうがよかったかも知れない。
角川版の広告で福沢諭吉の名前が大きく出てたので、てっきり主要人物だと思いこみ、福沢諭吉がギアスペースで大活躍するのだろうと思ってたのも敗因か。
ディファレンス・エンジン〈上〉 (ハヤカワ文庫SF) ディファレンス・エンジン〈下〉 (ハヤカワ文庫SF)