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LiveCD-Linuxにすがる

上司からノートPCが壊れたとの報告を受ける。起動直後に妙な文章が出てぴくりともしないのでなんとかせいという。まぁたいしたことはあるまいと高を括って、休日の土曜出勤。
早速現象を見てみると、なるほど変な文章。

次のファイルが存在しないかまたは壊れているため、Windowsを起動できませんでした:
\WINDOWS\SYSTEM32\CONFIG\SYSTEM

ネットで調べるとMSのヘルプに遭遇。だと。つらつら眺めてみるが、要はレジストリが壊れちゃったから、OSのCD-ROMつかって回復コンソールでコマンド打って、バックアップされて居るであろうレジストリをコピーしなされ、ということだが、こんなのツール用意しとけっての。つーか、こんな事でいちいち壊れんな。俺の休日を返せ、糞ゲイツ
ぶつくさ言いながら実行しようとすると、最初のMKDIRコマンドが通らない。アクセスを拒否される。ディレクトリエントリが不正になっている可能性があるのでCHKDSKを実行してみるが、4時間経っても終わらない。これはチョト不味い。
この時点でWindowsの復旧をあきらめ、データの吸い出しを優先する。普通なら、ノートPCからHDDを引きずり出してUSB接続ツールに繋いじゃうのだが、ノートがPanasonicのLet's Noteなので分解はかなり面倒くさい。CF-T2でCD-ROM外付けバージョンなのでマシな方ではあるけれど。
ふとLiveCD、いわゆる1CD-Linuxの事を思いだし、それを使ってブートしてディスク内容を吸い出す事に。LiveCDを使った事がなかったので、一番有名だと思われるKnoppixのisoイメージをダウンロードした後、CDに焼いてジャンクのデスクトップマシンでテスト。すんなり起動し、ローカル/ネットワークドライブへの接続も問題なく行える。
で、Let'sNoteの外付けCD-ROMにいれて起動を掛けてみる。ところが起動しない。メッセージを見ると、「Can't Find KNOPPIX Filesystem」とか言ってる。ああでもないこうでもないと色々調べてみると、通常版のKnoppixはUSB接続のCD-ROMからは起動しないらしい。それがしたければYA-Knoppixを使うべし、とある。おとなしくそれに従ってYA-Knoppixをダウンロードし、実行してみたら、init.dあたりでエラーがたくさん起こってHaltしてしまった。「knoppix usbcd」とか「knoppix usbcd nodma」とか色々やってみたが全く駄目だった。
USB-CDがダメなら、USBメモリでブートさせてみようともしたが、CF-T2はUSBメモリからは起動させられない。knoppixでダメなら、とhttp://2.csx.jp/livecdroom/から色々とダウンロードして試してみたが、まともに動いたのはINSERTだけだった(ubuntuも動いたが動作が重すぎた)。でも、このINSERT、簡素すぎて何をどうして良いやら状態。
ダウンロードしてCDに焼いてトライして、を繰り返して行くとあっという間に時間が過ぎていく。
これはと思ってFedora7のLiveCDを試してみるが、これも重い。ubuntuの方がマシなぐらいかも。この時点で夜の10時を過ぎ、嫌気が差してきたのもあって一旦、LiveCDをあきらめて、ノートを分解してHDDを取り出す決断をしたのだが、異常にネジが堅く締めてあり、ドライバーが折れるかネジ山が潰れるかしそうだったので、これはあきらめた。
明日に続く。