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Anderson's Blog - since 2005

目を閉じて身体を観る

後輩の指導をするために道場へ。相手を意識しないでただ順番をこなす動きをしている後輩に注意を与える。意識させてない俺にも落ち度があるわけだが、そういう使い方は俺にはまだできない。
逆に相手に技を効かせることばかりに意識がいき、自分の状態を顧みない後輩には目を閉じて技を行わせる。人は五感の内、視覚に一番頼る。視覚情報に重きを置いて判断を行う。それをシャットアウトすると、自分の身体の状態を脳内で確認しないと、普通に歩くことすら難しくなる。これが自らの姿勢を直すのに効果的なのだ。オマケに、目をつぶったままで相手に対して技を行わなければならないわけだから、相手の状態、相手との距離を脳裏に浮かべなければ技は使えなくなる。自然と、観る能力が鍛えられるのである。
視覚を遮断することで、普段使わない判断の回路も磨かれる。聴覚も、触覚も増す。脳内にイメージを形成する力が鍛えられ、視覚では得られない情報を元に判断が下せるようになる。それが「観」ということであろう。