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某所で稽古

仕事が早く終わったので、帰りに某道場に立ち寄り稽古とする。師匠連が来なかったので、私が筆頭となり稽古の指揮を行う。といっても休憩のタイミングを取るだけで、号令などは掛けない。稽古、あるいは伝授とは一対一で手づからおこなうものだと信じている。個人個人の性格や進捗度合いが異なるのだから、みんな一緒にはいかないのが本当なのだ。
指導の際は相手の出来てないところを色々と指摘する訳だが、それらは今現在、自分が一番気に掛けているところを反映している。つまりは相手を直すこと自体が自分の稽古になる。
そう考えると、師匠より与えられる指摘から、師匠の位の高さ、師匠が今取り組んでいる内容が途方もないものだということが推し量れる。後輩がその後輩を指導する際の指摘を聞くと、些末なところに目がいっているなと思うことが良くあるのだが、その構図は師匠や先輩から見た私にもそっくり当てはまるのだろう。