なんだか偉そうなこのジイサン。マスコミの記者は敬語を使われるべき人間達とは思わないが、このジイサンが彼らに向かって常に上から物をいう態度を見ているとこの野郎と思うことがある。
人間かしずかれる時間が長くなれば長くなるほど、人を人とも思わなくなるのかなと、かしずかれたことのない身で想像してみる。
魚住昭の「渡邉恒雄 メディアと権力 (講談社文庫)」を読んでみて、なるほどナベツネさんは人間性は別として人を操る手腕に優れているのだなと思ってみたが、人間の集団とはかくも権力と独裁者に弱いものなのかと慨嘆してしまうことしきりだった。いったん完成した独裁を打ち破る力は、その集団内にはなかなか産まれないもんなんだろうね。異論と不服従を唱えるものは集団から排除されてしまうほかないのでしょう。
生態系と同じで、多様性を保たなければ環境は脆くなるんだけどなぁ。４番バッターばっかり集めたジャイアンツも弱くなっちゃったしね。色んな局面に対応するには色んな奴がいた方が良いのだ。
